過払い請求と信用情報(ブラックリスト)

1.信用情報とは

 信用情報とは、クレジットやローンなどの信用取引についての契約内容や支払の延滞の有無、利用残高などの客観的な取引の事実を表す情報を言います。これらの情報を登録するのが信用情報機関です。

 

2.ブラックリストとは

 借金を滞納したり、自己破産をしたりするとブラックリストに載ると言われることがありますが、実際にはそのようなリストは存在しません。延滞や破産等が事故情報として登録されることで、借入が困難になることをブラックリストに載ると言っているだけです。

 

3.信用情報機関の種類

 信用情報機関には消費者金融系、クレジットカード会社系、銀行系の3つがあります。貸金業法の改正により、総量規制が導入され、個人への貸し付けを行う貸金業者は顧客の返済能力を調査することが義務付けられ、指定信用情報機関(内閣総理大臣が指定)の信用情報の使用が義務付けられています。また、指定信用情報機関が複数ある場合、相互に残高情報などの交流が義務付けられています。

 ※主な信用情報機関です。

   ・(株)日本信用情報機構(JICC)

   ・(株)シー・アイ・シー(CIC)

   ・全国銀行個人信用情報センター(全国銀行協会が設置・運営)

 

4.債務整理・過払い金請求と信用情報

 貸金業者に過払い金の請求をすると信用情報に残るかどうかについてですが、これには、 @完済後に過払い請求をする、A借金がある状態から債務整理を依頼し、過払い請求する場合の2つのパターンがあります。

 @の場合、何も信用情報に残りません。

 Aの場合ですが、従来は、日本信用情報機構(JICC)では「契約見直し(サービス情報71)」と登録されるので、事実上、過払い請求をしたことがわかってしまいました。しかし、金融庁の方針により、平成22年4月19日をもって「契約見直し」の情報収集・提供が廃止されました。これにより、既に「契約見直し」と登録されている情報は削除され、今後は登録されることがなくなり、「完済」と登録されることになりました。ただし、借金がある状態で債務整理を依頼すると、業者によって対応は異なりますが、一時的に「債務整理」と登録されてしまい、過払い金が返還され、「完済」と登録が変更されるまで、事故情報が残る可能性があります。また、「延滞情報」は「完済」しても5年間は残る可能性があります。

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